命の力 -Power of Life-

Duration : 12:00~19:00 (月曜休)

Opening : 2020年5月16日(木)~6月20日(土) 

Venue : 日本東京都港区台場2-2-4 クリニックモール 3F

Tel : 03-6426-0726

Web : https://tokyo.shunartdesign.com/

Artist :
コバヤシ 麻衣子 | Maiko KOBAYASHI
佐藤 令奈 | Haruna SATO
ジョージ ハヤシ | George HAYASHI
しまうち みか | Mika SHIMAUCHI
新藤 杏子|Kyoko SHINDO
中村 綾花|Ayaka NAKAMURA
若田 勇輔|Yusuke WAKATA
オーマ | Ouma

2020年が始まり突然起こった予期せぬ事態により今世界は大きく動揺しています。ウィルスという目に見えぬ小さなものによりこんなにも生活が脅かされるとは、人間というものが実は意外と弱い存在であることに気づかされたのではないでしょうか?
と同時に、こんなにも弱い存在である私たち人間が今まで生き延びてきたことへ感銘を受け、そして地球上に多数存在する他の生命との関わり合いについても再考させられました。
この度 Shun Art Galleryは東京にギャラリーをオープンする運びとなり、偶然このような時期にオープニングが重なってしまいましたが、考慮の末、第一弾の展示のテーマは「命の力 -Power of Life-」としました。
それぞれのアーティストたちが表現する「命の力」が、一つの危機を乗り越え再生する私たちの未来について想像するきっかけとなってくれればと思います。

各アーティストの作品紹介

目撃者

東京オリンピックがついに一年延期されると発表されました。感染拡大がヨーロッパやアメリカに広がり、世界中で次々と封鎖が発表され、ブロック化された世界で前例のない隔離で空城記が演じられています。株価の同時安や乱高下、原油価格と金価格の下落も同時に起こり、スーパーからトイレットペーパーが消えた国が続出しています。

私事では、東京銀座の個展のため1月23日に東京に移動し、個展準備を兼ねて旧正月休みに東京で仕事をする予定でしたが、その日に武漢が街の封鎖に。個展のインビテーションが出し辛い状況だったので、あまり出さず粛々と個展を開催しただけでした。

中国国内では徹底したコロナ対策で人の移動は禁止され、世界中から防御服やマスクの援助が送られました。中国全土から医療チームが武漢に赴き、戦場に向かう英雄のような悲壮感が漂う中、セルフメデイアによるいろんな情報が飛び交いました。庶民のほとんどは一致団結してこの状況に協力し、家に閉じ込もり隔離した生活を始めました。

アジアでは、韓国の大邱で宗教団体「新天地」を媒介に感染数が増え、日本はダイアモンド・プリンセスクルーズによる感染数増加が危ぶまれた時期がありましたが、そのうちイタリア、スペイン等ヨーロッパが今急速に蔓延し始めて大変な状況に。

コロナショックにより、私達人類は何を学ぶべきで、反省すべきかを書いたビルゲイツの文章が流行し、後に偽情報だと訂正されるなどいろんな情報が飛び交いました。

アメリカでは流行の中心になるかもしれない中、「アジア系住民」に対する差別が広がり、それを恐れたアジア系住民により自己保護の為の拳銃と弾の買い溜めが起きました。トランプ氏が、中国ウイルスという言葉使いをしたこともその深刻さを増したでしょう。

ウイルスには国籍がありません。ブロックされた世界で、コロナショックで不安や恐怖指数が上がり、アメリカ株式市場は10日間で4回にわたるサーキット・ブレーカーを発動しました。各国が次々と打ち出す経済対策で、企業や個人の無収入や減収が救われるでしょうか?

こんな状況下ですが、上海に本部のあるShun Art Galleryは敢えて東京で画廊を開館する運びになりました。「命の力 -Power of Life-」というタイトルで、上海で長い間仕事を一緒にしてきた日本の作家さん達のグループ・ショーからスタートします。

誰にも行く末が明言できない中、オープニングパーティーも開催出来ないかもしれません。元々人が一気にたくさん来るわけではない業種ですが、予定通り展示を開催するべきなのかどうかさえ判断が難しい局面にあります。場合によっては、オープニングパーティを時間毎の入れ替え制にする、展示を予約制にする、展示の設営も2日間に分ける等の用意も出来ています。

インドも今日全土封鎖に入りました。少なくとも私達は目撃者であり、他人事ではないことは間違いありません。政治家間の愚かな確執、原油による利益争奪もさることながら、私達一人一人が日常生活の中それぞれのライフスタイルを見直す余地はあるはずです。

この時代の目撃者である我々は、この社会を変革できる勇気ときっかけを活かせるでしょうか?目撃者として傍観するだけではなく、何らかの行動を起こせる者になることを私は望んでいます。
「生きてりゃいいさ」という加藤登紀子の歌が身にしみる日常です。

桜咲く、早咲に     

Shun 東京にて